小児の治療法について

小児矯正の治療法

院長あいさつ

矯正治療の方法で一般的なものとしては、固定式の矯正装置を用いたマルチブラケット法などが挙げられます。装置が歯に固定され、自分では取り外せないので治療期間がブレないのが特徴です。

小児矯正では、この固定式の矯正方法はもちろん、床(しょう)矯正などの取り外し可能な装置を用いた治療も行います(床矯正は成長期にしかできない治療です)。

取り外し可能な小児矯正の治療法 ~床矯正~

床矯正床矯正とは、取り外しができる入れ歯に似た装置を使い、あごを拡げていく矯正治療です。あごを拡げ、重なった歯を正しい位置に誘導していくという合理的な治療です。

成長段階であるお子さんの骨はやわらかいため、正しい成長に誘導することが可能です。その特性を生かし、歯を抜いて歯並びを整えるのではなく、歯が生えるのに必要なスペースを確保するのが床矯正なのです。

お子さんの成長が止まるのは、およそ女の子で15歳、男の子で18歳と言われています。あごの骨格を誘導できるのは、それまでがリミット。成長期のうちに矯正治療を行うことは、とても大切なのです。

<適切な時期で始める小児矯正のメリット>
・歯を抜かなくてよい
・装置が目立たない
・装置の取り外しが可能で、装着時の痛みも少ない
・成長期の特徴を生かしており、歯を移動させやすい
・保定装置をつける期間が短い
・歯を支えるあごの骨だけでなく、周りの筋肉の成長も正しく誘導できるため、顔立ちがよくなる
・将来的に、顎関節症や歯周病の予防につながる

骨の成長が完了した大人の「矯正」と違って、小児矯正はどちらかと言うと「誘導」という方法であり、いろいろな面でお子さんに適した矯正方法と言えるでしょう。

お口の悪い癖を治す ~MFT~

MFT「お口の悪い癖」と聞いて、思いあたることはありませんか?小児矯正では、その癖=舌癖(ぜつへき)を改善するトレーニング(MFT)を行っています。

舌癖とは?
日頃、気がつくと口が開いている......なんてことはありませんか?また開いている上下の歯の間に舌が出ていたり、何かを飲み込むときに舌を突き出してしまったり。ほかにも無意識に舌で歯を押してしまっているなど、そういった癖全般を「舌癖」と言います。

物を飲み込むとき、舌が上あごについているのが正しい位置です。舌癖がある場合はいつも舌がお口の中央や前方にあり、歯を押してしまいます。またお口をいつも開けている場合には、唇や頬などの外側から歯を抑える筋肉が弱くなってしまいます。最終的には、こういった舌癖が出っ歯やすきっ歯、不正咬合(ふせいこうごう)などの原因になったり、発音に悪影響を及ぼしたりしてしまうのです。

MFTとは?
MFTとは、舌癖を改善させるトレーニングです。舌や唇、顔面など、お口周りの筋肉を鍛え、バランスを整えることによって、正しい機能を取り戻します。また舌やお口周りの筋肉の正しい動きを習慣化させる訓練を行うことで、後戻りを防ぎます。

矯正治療とMFT
舌癖が起こすさまざまな悪影響は、矯正治療を進める上で障害になったり、また治療後に後戻りを招いたりすることがあります。お子さんのうちから矯正治療とともにMFTを行うことで、正しい歯並びや食習慣を守っていくことが可能となるのです。

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